異動後の初日の挨拶は、「異動してきたこと」「名前とこれまでの担当」「これからの意気込み」「指導のお願い」を簡潔に伝えれば十分です。朝礼やチーム紹介の場では30秒から1分程度、個別に挨拶するときは相手に合わせて短く伝えます。
異動後の初日に使える挨拶の基本例
新しい部署で全員に挨拶する場合は、次のように話すと自然です。
「本日付で営業部から企画部へ異動してまいりました、〇〇です。これまでは営業として、主に法人のお客様を担当していました。企画部では初めて経験する業務も多いと思いますが、これまでの経験も生かしながら早く仕事を覚えたいと考えています。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。」
すでに社内で名前を知られている場合でも、異動前の部署や担当を一言添えると、相手がこれまでの経験を把握しやすくなります。
挨拶に入れる内容は4つ
1. 異動の事実を伝える
「本日付で〇〇部から異動してまいりました」「本日からこちらのチームでお世話になります」のように、異動してきたことを最初に伝えます。
2. 名前と以前の担当を名乗る
部署名、氏名、これまで担当していた仕事を簡潔に説明します。長い経歴を話す必要はなく、聞き手が覚えやすい情報に絞りましょう。
3. 仕事への意気込みを伝える
「早く業務を覚えたい」「これまでの経験を生かしたい」など、前向きな姿勢を示します。ただし、「すぐに成果を出します」のように大きな約束をするより、実際に取り組める内容を述べるほうが自然です。
4. 指導や協力をお願いする
異動直後は分からないことがあるため、「ご指導のほどよろしくお願いいたします」「分からない点は質問させていただくこともあると思います」と締めくくります。
場面別の挨拶例
朝礼やチーム全体で挨拶するとき
「おはようございます。本日から〇〇課で勤務することになりました、〇〇です。これまでは△△部で主に□□を担当していました。新しい業務については分からないこともありますが、一日も早く仕事を覚えてチームに貢献できるよう努めます。ご指導、ご協力のほどよろしくお願いいたします。」
全員の前では、過去の仕事を詳しく説明しすぎず、聞き取りやすい声で話すことを優先します。
上司や先輩に個別で挨拶するとき
「本日から〇〇課でお世話になります、〇〇です。これまでは△△部で□□を担当していました。早く業務を覚えられるよう努めますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。」
相手が自分の担当業務に関わる場合は、「今後は〇〇の業務でご相談することがあると思います」と付け加えてもよいでしょう。
同じ会社でも面識がない人に挨拶するとき
「本日から〇〇部に異動してきました、〇〇です。以前は△△部におりました。これからお世話になることも多いと思いますので、よろしくお願いいたします。」
廊下や休憩室などで挨拶する場合は、相手の仕事を止めないよう、短く名乗る程度で問題ありません。
オンラインで挨拶するとき
「本日から〇〇チームに加わりました、〇〇です。これまでは△△部で□□を担当していました。オンラインでのやり取りも多くなると思いますが、早く業務に慣れられるよう努めます。どうぞよろしくお願いいたします。」
オンライン会議では、マイクがオンになっていることを確認してから話します。チャットで挨拶する場合も、名前、異動前の部署、意気込み、お願いを短く書けば伝わります。
異動前の部署や元のチームにも挨拶する場合
異動後に以前の部署へ挨拶する場合は、これまでお世話になったことへの感謝と、今後も関わる可能性があることを伝えます。
「これまで〇〇部で多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。本日から△△部で勤務することになりました。今後も業務でご相談することがあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。」
異動先での挨拶と、異動前の部署への挨拶は内容を分けましょう。新しい部署では意気込みを、以前の部署では感謝を中心にすると、相手に合った伝え方になります。
初日の挨拶で避けたい言い方
- 前の部署や以前の上司・同僚を悪く言う
- 「前の部署ではこうだった」と新しい職場のやり方を否定する
- 自分の実績や能力を長く説明する
- 「何でもできます」と実際以上にアピールする
- 「分からないので教えてください」だけで終わり、意気込みを示さない
異動直後は、前の部署との違いに気づくことがあります。しかし初日の挨拶では比較や批判を避け、新しい環境で学ぶ姿勢を示すことが大切です。
緊張して長く話せそうにないときの短い例
「本日から〇〇課でお世話になります、〇〇です。これまでは△△部で□□を担当していました。早く業務を覚えられるよう努めますので、よろしくお願いいたします。」
この程度の長さでも、必要な情報は伝わります。挨拶の機会や時間が決まっている場合は、事前に上司へ「挨拶はどのくらいの時間で話せばよいでしょうか」と確認しておくと安心です。
異動後の初日の挨拶は、名前、異動前の担当、意気込み、指導のお願いを短く伝えるのが基本です。新しい部署では前向きな姿勢を、以前の部署には感謝を示し、相手の仕事を止めない長さにまとめましょう。







